印刷機のユニット間には送り胴という胴があり、印刷された用紙はブラン胴と圧胴から送り胴を経由して、次のユニットに移動します。しかし、用紙の印刷面が送り胴と接触してしまう為に、印刷面が擦れてしまう可能性が多々あります。そこで従来からそのコスレを防止するフィルム製品やネット製品が多く販売されていますが、どの製品もおよそ3 ヶ月毎に交換する必要があり、交換時間を取られるという弱点があります。
今回ご紹介するオレンジガードは、世界一の印刷市場であるアメリカで一番売れているコスレ防止フィルムです。表面の特殊コーティングで、コスレを防止すると共に、インキが付着した際も簡単に洗浄出来るという特徴を持ちます。エマルジョンタイプの洗浄剤と綺麗なウエスで毎日洗浄をすれば、8 ヶ月〜 1 年は効果を持続するという優れもの。経済性に優れるだけではなく、交換頻度を減らし、生産性の向上にも繋がります。