インキ関連資材 |
インキを軟らかく刷りやすく変身させる |
■オロティックス 5040 |
■OROTIX 5040 : all-purpose ink additive |
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オロティックス5040をインキに1〜5%混入するだけで、インキは見違えるように生まれかわります。
【特長】
□硬いインキを軟らかくし、インキのタックを下げます。
□インキの流動性が向上し、着肉性、ベタのつぶれが良くなります。
□オロティックスを混入したインキは、気温や印刷機の温度の変化による粘性の変化がありませんので、インキ調整の手間が省けます。
□ブラン離れが良くなり、紙ムケのトラブルが解消します。
□インキ盛り量が安定し、さらに印刷紙のカールが少なくなるので生産性が向上します。
□多色機におけるダブリや、見当の狂いがなくなり作業性が向上します。
□インキのグロスは低下しません。
□紙上でのインキ乾燥が早くなり、裏移りを防止します。
【使用法】
□使用するインキに対し、1〜5%の割合でよく練り合わせてお使いください。
□多色機でお使いの場合は、一色目よりは二色目、二色目よりは三色目というように、順次添加量が多くなるようにしてください。後刷りのインキが軟らかいほど多色印刷は容易になります。
◎希釈ワニスやレジューサーを使いすぎると、水負け、乾燥不良、チョーキング、光沢不足、印刷被膜の弱化の原因となります。コンパウンドは光沢の低下、乾燥不良、クリスタルゼーション、網点のくずれといったトラブルを起こすことがあります。オロティックスには上記の弊害がありません。これら従来使用していたインキ添加剤や助剤は不要になります。
◎オロティックスは合成紙用インキには使えません。 |
□オロティックスはチキソトロピー製品です
チキソトロピーとは、ある粘体性のものを撹拌すると流動性を増し、静止すると再び元の状態にもどる現象をいいます。インキに最も必要な特性です。オロティックスを添加することにより、インキのチキソトロピックな性質が増大されます。
□オロティックスは印刷インキにどんな働きをするか?
まず微量のオロティックスを添加、混合するだけで、インキはすばらしい軟度になります。といっても、チキソトロピーの性質から、そのインキの濃度に変化は与えません。つまり、オロティックスの添加でインキはゆるみますが、インキの色相は変化しません。そのインキは印刷工程の中で、よく撹拌されていれば流体を保ち、撹拌が止まれば固まりはじめます。すなわち紙面に転移すれば固まるわけです。従って色相が変化することはありません。
オロティックスを少量加えたインキは、常にインキ顔料と周辺物質との間にポリアミド分子が介在するので、刷版と紙とから繊維質を分離する力が見られます。従ってピッキングは解消し、広い印刷面積の場合、紙に内圧をかけないので紙はカールしません。その結果、印刷速度は抜群に上がります。
□そのほかの重要な特長
オロティックスは透明度が高く、インキの色相、明度、彩度に対して全く影響を与えません。反対に発色を良くする特性があります。それは、湿し水に対する抵抗が高まり、インキが乳化しにくくなるからです。従って乳化による地汚れ、浮き汚れなどを防止し、色合いが鮮明になることが保証されます。
□オロティックスはオフセットインキ、活版インキのみでなく、つぎのような印刷工程に使って効果があります。
○メタルデコレーティング用(ブリキ、製缶印刷用) メタルシートのインキののりがよくなり、粘着度が抜群に上がります。乾きが早くなり、耐摩擦性が上がるので印刷時間が早くなります。またプラスチック材への印刷にも効果があります。
○シルクスクリーン用 インキのシルク通しがスムーズになり、印刷物の表面にインキののりがよくなって、乾きが早くなります。
○ブロンズ、金粉印刷用 本品を20%まで添加できます。(コバルトドライヤーとともに)ピッキングを防ぎ、金粉ののりがよくなります。
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CODE : 2361NNE |
1L×3×6/ケース |
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