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- デジニップは簡単な操作でニップ幅をコンマ1ミリの単位で表示する画期的な製品です。
センサーをローラーに挟んだままで、ニップ圧の微調整が可能です。 また、水棒におけるニップ圧調整も、明白に数値表示できるため、調整が大変容易になります。
全ての印刷機を標準化・統一化できますので、継続的に安定した印刷を行うことができ、生産性の向上、損紙の減少に役立ちます。
作業効率化の限界
- 出版印刷、商業印刷からデジタルコンテンツの企画・制作まで幅広く手掛ける惠友印刷様では、「Fitting your unique needs」をモットーに顧客の複雑化する様々なニーズに応えています。そして、そのためにコアとなる印刷現場で普段からもっとも徹底しているのが機械の「保全・管理」。しかし、数あるメンテナンス作業の中でも、ローラー間のニップ幅調整に関しては、「重労働ともいえる作業内容」、そして「若手オペレーターとベテランオペレーターの間に存在するスキルの差」により、総じてオペレーターの負担が大きく、標準化の難しい作業と言われています。
- 「ニップ調整の作業時間はいつも40-50分ほどはみていました。」と四六全判両面印刷機《Akiyama Jprint44》の管理を担当する神野課長は話されます。
- このようなオペレーターの負担、機械の長時間停止といったマイナス要素は、多忙を極める現場で生産性を損なう大きな要因となっていました。
デジニップ導入で負担が大幅軽減!
そのような状況下、惠友印刷様がデジニップを知ったのは萬上代表が業界新聞で見かけられた、ある印刷会社の工場長様の記事。一目で「使いやすそうな測定器」と感じたそうです。その後、即座に記事は現場に回覧され、現場の要請により約1週間の試用期間を経て、正規導入の運びとなりました。
デジニップ導入後、現場の雰囲気は変わったそうです。まず、作業が簡素化したことで、オペレーターの負担は大幅に軽減。インキを取り除く必要がないので、作業時間はこれまでの3分の1にまで短縮されたと言われます。これにより、月に1〜2回の定期的な調整が可能になりました。そして次に現場全ての印刷機でニップ圧の測定業務を標準化させることに成功。0.1mm単位で表示されるニップ圧の数値は誰の目で見ても相違なく、また左右均一に調整できるため、ニップ圧のズレがなくなったそうです。
- 「デジニップの良さは何より安全で早い作業が可能だという点。作業時間は大幅に短縮され、ローラーのインキを取らなくても済むので手も汚れない。そして感覚のみを頼らなくてもよくなった。」と神野課長は導入後の効果についてお話くださいました。
社内の活性化にも貢献

そしてデジニップの導入効果は意外なところにも。「デジニップを導入してよかったのはその性能もそうだが、何よりオペレーターのメンテナンスへの意識を高めることができたことですね。」と萬上代表は話されます。デジニップを導入することでニップ調整が手軽にできるようになり、それが他のメンテナンスに対する個々人の考え方も変えたようです。今ではニップ圧はもちろんのこと、爪部分やフィーダー汚れにも、普段からより目を向けるように変わったとのことでした。
- また、「使い勝手が良く、効率的な道具を適切な理由をもって『欲しい!』とアピールすれば会社は応える。今回の導入ではそういった社内を活気づける効果もあったのではと思います。」と現場で技術を統括される小林印刷部長。 デジニップ導入に際して、執行部と現場の間でのスムーズな意見交換が実現したことで、社内のモチベーション向上につながったようです。
- 惠友印刷株式会社様(東京都板橋区 代表取締役社長:萬上 圭輔)
- 1995年創業。主にページ物を中心とする出版印刷を中核として事業を拡大。デジタル・マルチメディア時代の到来に即応し、次々と新しいテクノロジーを導入。現在はモノクロ印刷にとどまらず、特色やフルカラーなどにおいても高品位の印刷物をお届けするために、技術とノウハウを日々蓄積している。
2008年10月、エスケー液製造株式会社の販売するデジニップを採用し、作業効率向上を実現した。
ウェブサイト:http://www.keiyu-printing.jp/
